三陸・石巻の海の幸「末永海産」のオンラインストア「日高見市場」

創業者コラム「三陸見聞録」

宮城県石巻市にある水産加工会社、「末永海産株式会社」。
代々この地で漁師を営んできた家系に生まれ育った、創業者(現会長)"末永勘二"が、自社で扱うわかめ、牡蠣、ほや、等々。
芳醇な三陸の海の幸にまつわるお話を皆様にお届けいたします。

万石浦。日本有数の「種牡蛎」産地

殻付き牡蠣

豊富な栄養と穏やかな海が育む、極上の牡蛎。日本有数の牡蛎の産地である石巻湾の奥にある「万石浦」は牡蛎養殖の重要地域。万石浦の種牡蠣が日本全国、海外まで伝わっていきました。

『万石浦の種牡蛎』ブランド

今年の種牡蛎(牡蛎稚貝)を視察する為に久し振りに海に出た。


牡蛎漁師・末永喜代和(会長実兄)

案内船頭は牡蛎漁師4代目、漁師歴60年近くに及ぶ私の兄である。ここ万石浦は日本有数の種牡蛎産地。万石浦の幼牡蛎の強さは、昭和30年・40年代にアメリカやフランス等にも輸出され大いに外貨を稼いだ。現在も北は北海道、南は鹿児島まで日本列島広く、『万石浦の種牡蛎』ブランドとして牡蛎業界の重要な位置にある。

牡蛎養殖に適した聖地

古くから「奥の海」と呼ばれ、石巻湾から入り込んだ地形の万石浦

万石浦という特殊な地形が満潮干潮の差を大きくし、太平洋からの激しい潮の流れを呼ぶ。


山に囲まれ、穏やかな万石浦。この湾が東日本大震災では津波を治めてくれた

面積8平方キロメートル、周囲16キロに及ぶ広大な汽水内海は、周囲が山々に囲まれ、 速い潮流の割に年中穏やかな海面が、種牡蛎を一年中出荷可能な状態に保っている。 環境省の『日本の重要湿地500』に選定されている程、栄養素が多い海である。

牡蠣の赤ちゃんの寝床はホタテ

兄の話では今年も例年通り7/31〜8/2に掛けてホタテの殻貝が海に投入された。

牡蠣の赤ちゃんの寝床となるホタテの貝殻(採苗器)を海に沈める。

養殖と言っても自然界の影響が大きいので、一日か二日で牡蛎種を採苗しなければならない。今年の種牡蛎の出来具合が来年、さ来年の生鮮牡蛎の生産に大きく左右する。

その為に真剣勝負である。


放卵された牡蛎の種(黒い点々)が帆立採苗器「原盤」に付着する

付着した牡蛎の赤ちゃんが1ヶ月でここまで大きくなる

250ミクロンの種をホタテ貝殻に付着させ、3〜5ミリまで育てた採苗後一か月経った種牡蛎である。

今年の種牡蛎は上々の出来ということだ。
さらにここから、強い種牡蛎を作るため床上げ台と言う棚を海中に作り、海の干満の差を利用して天日に晒したり、海の中に置いたりと様々な手間を掛ける。

潮が引くと太陽に晒され

潮が満ちると海に戻る

かわいい種牡蠣には旅をさせよ

この種牡蛎を太いロープに挟んで、外洋に沖出して本格的養殖に入る。

万石浦湾から船で5分、外洋の石巻湾に出る。

外洋沖の浮筏に種牡蠣のついた採苗器を沈める

外洋の荒波に揉まれ立派な牡蛎に

一年かけて育った石巻産“一年子”牡蠣


翌年9月末には末永海産の『一年子かき』として来年の食卓にお届け出来る。 真夏の激しい暑さや厳しい冬の海で働いた両親を偲ぶにつけ、 漁師や社員の皆様にはお客様の「おいしい」の一言を貰う為に頑張って欲しい。
次回の会長独白は生牡蛎の初物に合わせた時期にしようと思います。

今シーズンの生牡蠣の出荷開始は9月末-10月初旬を予定しています

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